掛川桜が満開です

By: Takeshi KOUNO

静岡県/さくら開花情報(早咲き桜)によると月14 日の時点で掛川桜が満開になったようです。

掛川桜とは、まだ耳馴染みのない方も多いかと思いますが、葛川の造園業田旗さんが03年に業務で取り寄せたソメイヨシノの中で発見された、カンヒザクラとヤマザクラ系の自然交配種と見られるカワヅザクラの近縁種だそうです。

3月上旬から中旬に開花でカワヅザクラより少し遅くてソメイヨシノより早く開花します。
ソメイヨシノ似ていますが開花時期が7〜10日遅く、一回り小さい花が手まり状に咲きます。

平成24年に掛川市緑化推進委員会により、これから市を代表する桜として「掛川桜」と命名されました。
平成26年10月2日に公益財団法人日本花の会より認定番号第2号に認定されました。

樹形は傘状、樹高は亜高木、樹幹の色は紫褐色で光沢がある。 成葉全体の形は楕円形、先端は尾状鋭尖形、基部は円形、葉縁鋸歯は二重鋸歯に単鋸歯が混ざり、先端は鋭形。 葉の長さは11~15cm、幅は5~7cm、成葉表面の色は濃緑色、裏面は緑色、両面とも無毛、側脈数は9~12、 葉柄の長さは約2cm、成葉の蜜腺は葉柄上部にある。 托葉の分岐性は多、長さは約2.5cm。花序は散形状で一花序に4~6花、花の向きは下向き、一重咲で開き方は半開形となる。 花の大きさは直径2.0~2.5cm、花色は蕾は淡紫紅色、開葯時の色は蕾よりやや薄いが後期になると紫紅色に変化する。 花弁全体の形は楕円形、先端の切れ込みは中、基部の形は突出形、旗弁はない。花弁表面のしわは中、花弁の脈はやや目立つ。 花弁の長さは約1.5cm、幅は約1.1cm、花弁の厚さは中、花弁数は5枚。 雌ずいの長さは約1.8cm、雌雄ずいの長さの比はほぼ同じで、数は1本、花柱は無毛、雄ずいの長さは約1.3cm、 数は30~38本、がく筒の形は鐘形で無毛、がく裂片は長卵状三角形で鋸歯はなく、色は紫紅色。花柄は長さ約0.6cm、小花柄は約1.8cmで無毛。 花の香りは少し有る。葉に先だって開花し、開花時期は、掛川市では3月上旬から開花し始め、中旬頃に満開となる。

参考:掛川桜生産販売 | 田旗造園建設株式会社