二瀬川

10_二瀬川二瀬川は南に逆川、北に倉真川が流れ、中心部を東西に貫いている旧東海道沿いの南北に街並みが形成され、昭和初期までは商店街としての賑わいもありました。
屋台は大正4年に新造し翌5年に漆塗りを施し、昭和3年には金糸銀糸で虎の刺繍を配した当区自慢の幕を新調しました。
平成17年には念願の屋台大改修を行い、姿形が一回りも大きくなり、かつ漆塗りを施し直した結果、華麗で上品な屋台が見事に蘇りました。
平成24年には両輪も漆塗りを施し総漆塗りの見応えある屋台となりました。
先達が伝統を守り、受け継いできた屋台の歴史は、100余年となりました。
総漆塗り・彫金・螺鈿の枠を纏った見事な屋台を篤とご覧ください。

法被
深い緑地、蝶に「瀬」の地の裾模様。背中に「祭」の崩し字。

提灯(弓張り)
上下三分ほどの朱引き、「二瀬川」の文字。

屋台(彫り物、天幕)
大正4年の作。車輪に平成11年に漆塗装。
大正5年当時で400円近い大金であつらえられた「虎」の天幕。
龍と獅子の彫刻を欄間に配する。

余興(手踊り)
木遣りくずし、お伊勢参り、広島木遣り音頭、二瀬川囃子


二瀬川の屋台現在地

昔の二瀬川の祭り