塩町はその名の通り、太平洋から運ばれる「塩」の中継地としての役割を担い、多くの商人が住み、賑わっていたそうです。
本年は大祭であり、塩にちなんだ出し物として長唄「浦島」を披露いたします。
屋台の彫りには、諏訪の名工、立川流の流れを汲む高村他之助作「素盞嗚尊、八岐大蛇退治」が施されており、ヤマタノオロチを退治するスサノオノミコトの勇姿が表現されています。
また、前回の大祭では漆の塗り直しを行いました。
本年は天幕の新調を行い屋台全体の修復が完成しました。
余興に屋台にと見所の多い塩町の祭を是非ご堪能ください。
法被
藍染めの紺地に短冊、短冊には「御祭禮」、「祭れい」、「塩わか」、「志於若」などを染め抜く。
背中に、「祭」の草書風崩し字。提灯(弓張り)
上に朱引き、朱の上に祭禮の文字、「しお若」の文字、裾に祭巴紋。屋台(彫り物、天幕)
昭和29年製作、同49年に漆塗装。車輪は、平成三年に新調し、同七年に漆がけされている。
素盞鳴尊と櫛稲田姫の、八岐大蛇の彫刻を配している。余興(手踊り)
深川、越後獅子、かっぽれ、奴さん、浦島、伊勢音頭、一合まいた