大手町の町名は大手郭、即ち城郭の大手門のあった場所に由来します。
掛川城の復元整備と共に大手門が復元され大手門番所も移築されました。
町内は城郭を望む大手門を中心に観光スポットとなっています。
大手町の屋台は明治20年に建造された掛川でも古く歴史のある屋台です。
屋台の幅が祭りに参加する町内一広いため区画整理前の昔の狭い道路では他町の屋台とのすれ違いが難儀で鉄火の腕が問われたものです。
余興は子供の「喜撰」が昭和12年から、青年の「かっぽれ」が昭和24年から引継がれ踊っています。
その他、青年の「大原女奴」「芝で生まれて」子供の踊りは可愛い「紙人形」で余興の華を添えています。
法被
藍染め紺地、一面に「大手」と「王手」をしゃれて、将棋の「王将駒」と、と金をもじった「て金」、背中に「祭」の崩し字。提灯(弓張り)
上下に朱引き、「大手連」の文字。屋台(彫り物、天幕)
幕末から明治の作と言われるが不祥。大正6年に総漆。
鯉と竜虎の彫刻を欄間に配する。余興(手踊り)
かっぽれ、小原女奴、芝で生まれて、喜撰、紙人形